抜歯即時インプラントにNO

ボーンメイキング™、それが私たちの選択。抜歯したその日にインプラントを入れることはありません。

歯を抜いた後は凸凹になっておりますので、当日は抗生剤を中に入れ、糸で綴じます。組織が充分に健全化するのを待って、GBRという骨の修復処置を行います。これは、抜歯後の大きな穴に骨を増成する材料を入れ、コラーゲンでできた膜でカバーすることにより、骨を再生する手術です。その後ある一定期間を待ち、土壌がしっかりした所ではじめてインプラントの処置に入ります。

当院での抜歯からインプラントへの流れ

4つの理念 トップ

抜歯即時インプラントは危険!

抜歯即インプラントは危険!

インプラント治療を行う診療所は沢山ありますが、その中には抜歯即インプラント(歯を抜いて当日インプラントを入れる)治療を奨める診療所があります。これは明らかにリスクの高い方法です。抜歯に至るまでの間に、歯の周囲骨は非常に大きなダメージを受けてボソボソになっています。その上、骨の表面や内部に悪性度の高い歯周病菌が密集しています。

抜歯後にインプラントを入れると隙間だらけ

抜歯後にインプラントを入れると隙間だらけ

歯を抜いた穴の大きさは、インプラントの直径よりはるかに大きいので、インンプラントは隙間だらけでセットすることとなります。インプラント表面に付着した歯周病菌は、その隙間で増殖し、毒素を出して骨を吸収していきます。やがてインプラント周囲は、歯周病(インプラント周囲炎)を発症してしまいます。

どうして抜歯即時インプラントが巷に蔓延しているのでしょうか

患者様の「早く入れてほしい」という希望と「短期間にインプラント治療を完了したい」という診療所側の思惑が一致するため、抜歯即時療法は今でも行われています。しかし、歯の長期的安定を考えた場合、この治療法は極めて疑問と言わざるを得ません。